
JR東日本は、空飛ぶクルマの開発を手がけるベンチャー企業に新たに出資したと発表しました。JR盛岡駅とホテルとの間の送迎や周辺の観光に活用することを目指すということです。
発表によりますと、JR東日本はことし5月、空飛ぶクルマの開発を手がけるベンチャー企業、「SkyDrive」に出資したということです。
出資額は明らかにしていません。
JR東日本では、JR盛岡駅と岩手県内に新たに開業するホテルとの間の送迎や周辺の観光ツアーに、このベンチャー企業が開発した空飛ぶクルマの活用を目指すということです。
具体的な航路や発着場については、今後、詳しい検討を進めるとしています。
このほか会社では、別のメーカーとともにJR山手線「高輪ゲートウェイ駅」周辺の再開発エリアを、空飛ぶクルマの発着場にする構想もあるということです。
JR東日本の喜勢陽一社長は「今回の出資は、鉄道と空をつなぐ新たな移動の形の実現や地域の抱える移動課題の解決につながる可能性を秘めている」とコメントしています。