多様性などの実現 米で見直しも 日本企業は“重視する姿勢”
2025年1月16日 19時05分 働き方改革
DEIと呼ばれる多様性などの実現に向けた取り組みをめぐり、日本企業の間ではアメリカで活動の一部を見直す動きもありますが、各社とも多様性を重視する姿勢には変わりはないとしています。
このうち、トヨタ自動車と日産自動車はアメリカの性的少数者などの人権団体「HRC」が実施する取り組みへの参加をやめている一方、多様性を重視する姿勢には変わりはないとしています。
アメリカの大手ハンバーガーチェーンの「マクドナルド」は、DEIについての方針を見直したことを明らかにしていますが、日本での事業を展開する日本マクドナルドは多様な人材の活躍に向けたこれまでの方針を変える予定はないとしています。
また、大手商社の三井物産、三菱商事、それに伊藤忠商事も、女性管理職の比率の向上や、障害者の雇用を積極的に進めるなどとする多様性の目標について変更しないということです。
このほか、日立製作所も2030年度までに執行役や理事以上に占める外国人と女性の比率を3割に引き上げる目標を掲げていて、今のところ方針を変える予定はないとしています。