
アメリカのAI開発企業「オープンAI」のサウジアラビア国籍の従業員が、役員の会議室に高度な録音機器を設置した疑いで逮捕されました。捜査当局は、機密性の高い情報のやりとりを傍受しようとしたとみて、詳しく調べています。
13日の司法省などの発表によりますと、逮捕されたのは、2025年7月からオープンAIで勤務していたサウジアラビア国籍の35歳のエンジニアです。
オープンAIは、9月下旬、役員会議室のテレビの裏側に高度な録音機器が設置されているのを発見し、自社のAIモデルを用いて機器やその出どころを分析し、設置した人物を特定した上で、FBI=連邦捜査局に通報したということです。
FBIは、「同社のスーパーインテリジェンス=超知能の技術に関する機密性の高い情報のやりとりをひそかに傍受しようとした疑いがある」として、捜査を進めています。
オープンAIはこの従業員を解雇したとしていて、現時点では、AIモデルに関する情報や顧客データに不正にアクセスしたり、持ち出したりした形跡はないということです。