
先週の記録的な大雨で被害が相次いだ鰺ヶ沢町では、7日も復旧にむけた作業が続いています。
町内唯一の書店では店舗が浸水し、およそ1万冊の本に被害が出て、廃棄に向けた作業に追われました。
鰺ヶ沢町では、今月3日夜までの48時間の雨量が平年の9月1か月分のおよそ2倍となる記録的な大雨となり、住宅など建物の浸水被害が相次ぎました。
このうち、七ツ石町地区にある鰺ヶ沢町唯一の書店、「菊谷書店」では、今月2日午前3時半すぎ、店舗の中に茶色く濁った水が大量に入り込み、商品棚などに置かれていたおよそ1万冊の本が水につかる被害が出ました。
店では、週末にかけて水につかった本を廃棄するために店の外に出す作業が行われ、7日、店の前にはおよそ1万冊の漫画や雑誌などが山積みになっていました。
一方、この書店では店舗内の清掃作業を続けているものの、被害が出なかった本の販売を7日再開し、さっそく店に訪れる常連客の姿も見られました。
店を訪れた近くに住む常連客の女性は、「見舞いのために訪れた。店を応援するため、きょうはふだんより多く4冊の本を買った」と話していました。
この書店は明治時代から150年以上続く老舗だということで、従業員の菊谷龍汰さんは「まさかここまで雨が降るとは想像していなかった。ひたすら悲しくショックで、この先どうしたらよいのか、ものすごく不安だ」と話していました。