
富山の初秋の風物詩、「おわら風の盆」が富山市八尾町で1日から始まり、浴衣やはっぴ姿の踊り手たちが優美な踊りを披露しました。
300年以上前から富山市八尾町に伝わる「おわら風の盆」は、実りの秋を前に風の害を封じて五穀豊穣を願う伝統行事で、毎年、情緒豊かな踊りを見ようと県内外から大勢の人が訪れます。
初日の1日は雨が降るあいにくの天気のなか、雨が弱まる時を見計らって踊り手が輪になって踊る「輪踊り」などが行われ、子どもや踊り手たちが哀愁を帯びた胡弓や三味線の音色に合わせて、農作業に励む姿を表現したとされる踊りを披露していました。
また、夜になって雨が上がると、行灯のあかりが灯るなか、編みがさを深くかぶった男女の踊り手が町流しの踊りを披露し、訪れた人たちが写真に収めていました。
東京から訪れた60代の女性は「ずっと来たかったのですが初めて訪れることができました。哀調のある楽器の音色が特に心にしみ入ります」と話していました。
「おわら風の盆」は、9月3日まで行われます。