イラン情勢の緊迫化でホルムズ海峡の事実上の封鎖が続くなか、マツダが、中東に輸出する車の生産を停止したことが分かりました。一方、ヨーロッパなどに向けた車の生産を増やす計画で、生産台数全体への影響はないとしています。

マツダは、サウジアラビアやイスラエルなど中東諸国に向けて、主に広島県や山口県にある工場で生産した車を年間およそ3万台輸出していますが、イラン情勢の緊迫化に伴ってホルムズ海峡が事実上、封鎖され、出荷できない状態が続いています。
マツダはこれまで、生産を計画どおり続ける一方、代替ルートでの輸送ができないか検討してきましたが、出荷できない車が積み上がってきたことから、今月から中東向けの車の生産を停止したことがわかりました。
生産は、来月まで取りやめ、それ以降については情勢を見て判断するということです。
一方、ヨーロッパなどで新型車の需要が高まっていることから、ヨーロッパなどへの生産を増やすことにしていて、マツダは「国内で生産する台数の総数に影響はない」としています。
イラン情勢の緊迫化を受けて自動車メーカーの間では、トヨタ自動車が中東向けに輸出する車について、先月はおよそ2万台、今月はおよそ2万4000台を減産することが明らかになっているほか、日産自動車も先月1200台規模で減産し、今月も同水準の減産を実施するということです。