
公立中学校で来年度から35人学級を実現するため、阿部文部科学大臣は、400億円規模の予算を確保し、教員の定数を1万7000人ほど増やしていくことを見込んでいると明らかにしました。
政府が今月13日に決定した、ことしの骨太の方針では、教育の質の向上に向けて、公立中学校で来年度から35人学級の実現を目指していくことが明記されました。
阿部文部科学大臣は17日の記者会見で、35人学級の実現のため、400億円規模の予算を確保し、教員の定数を1万7000人ほど増やしていくことを見込んでいると明らかにしました。
阿部文部科学大臣は「今後、より精緻な試算を行う予定で、少子化の影響なども踏まえつつ、必要な財源をしっかり確保していく」と述べました。
文部科学省としては、来年度の予算編成も視野に入れて、省内や、財務省を含めた関係省庁との調整にあたっていく考えです。